日常生活の中で何も意識せずに使っている水がある日突然工事のために断水になるとしたら、思ったよりも大変なことになることは想像に難くありません。

料理や洗濯などの生活に使う水は前もって汲み置きしておかなければなりませんし、断水の間はお風呂やシャワ-も我慢しなければならないことになります。ひと昔前までは時々見かけることがあった水道管の工事のための「断水のお知らせ」も、近年ではまったく見かけることがなくなりました。これは水道管の工事を行う際に不断水分岐工法という方法を採用しているからに他なりません。

不断水工法では、水道の水の流れを止めることなく分岐設置やバルブ設置が可能になります。従って工事中でも水が止まるということが起こらないうえ、工事が終わったあとに水道から錆が混ざった赤い水が流れ続けて困るといったこともありません。

一定時間水道水を止める必要がないので、その告知を行わなくても済みますし、給水車の手配も不要なため人件費等の大きな節約につながります。医療で使う水の確保も無用です。現在使われている水道管は、既にもう50年ほど使用されているので、順次交換する必要があります。

その水道管の交換が不断水工法を用いないで行われたら、あちらこちらで断水が起こって大変な不自由を強いられることになるでしょう。不断水工法を行っているために、水のありがたさを改めて知るという機会は減るかもしれませんが、この工法が取り入れられたことによって、多くの国民に普段通り水道水を使える恩恵を与えているということには変わりがありません。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *